• 2026-02-12

#6 魚アレルギー

蕁麻疹やアナフィラキシーを発症する原因の一つに魚があります。

魚アレルギー患者のメジャー抗原コンポーネントであるパルブアルブミン(Parvalbumin)やクレアチンキナーゼ(Creatine kinase)、マイナー抗原コンポーネントであるGAPDHなどは魚の筋肉に含まれます。

この論文ではサイズの異なるマラバルレッドスナッパーの抗原コンポーネントを魚の大きさや筋肉の存在する部位によって比較しています。

結果、魚のサイズが小さいほどパルブアルブミンやクレアチンキナーゼのアレルゲンコンポーネント含有量が有意に多く、頭部、腹、背、尾の順にパルブアルブミン含有量が多かったと報告しています。

なお生産地(天然か養殖かなど)の差では11種類のアレルゲンコンポーネントのうちクレアチニンキナーゼとGAPDHの2つのみで有意差がでたとの結果でした。

魚アレルギーのある方では、魚のサイズと食べる部位なども考慮するとアレルギー発症のリスクが減るのではと提言しています。

参考文献) Thimo Ruethers, et al. Food chemistry. 505, 147950, 2026.
https://doi.org/10.1016/j.foodchem.2026.147950

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